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心理学の本棚のすみっこ

じょーの個人的なこと。

働くことにしました

3月に学位を取得しました。

博士(心理学)というやつです。

カッコのなかに心理学って入ってるやつが欲しいと思っていたので、結構大満足です。

 

そのあと、春学期の間は、非常勤講師をしました。

あんまり経済的にたちゆかなかったです。

あと、結婚したいなと思ったんですが、結婚したいなと思った相手の人の収入があんまり高くなくて、向こうも不安そうだったんで、あ、わたしが就職すればいいんだな、と思いました。

あと、結婚したら(いや、しなくてもだけど)、子どもを産んで育ててみたい。

そのときにはぜひ、社会保障制度を使いたい。

allabout.co.jp

でも、育児休業給付金って、雇用保険に最低12ヶ月加入してないといけないっぽいと知りまして。(ちゃんとした話は上記記事にてご確認ください。)

非常勤講師やってる場合じゃない、と。

笹食ってる場合じゃないパンダくらいの勢いで就職活動をして、なんか内定来たので、なんだかわからないうちに、会社に行き始めました。(まだ正社員じゃないですが。)

大学の先生になればいいよ~と言われて博士後期課程に行ったし、学んだり教えたりしているうちに、大学生に心理学を教えるのは大事なことだと思うようになっていたので、先生業には未練があります。

ただ、大学と言うところは、20代で未婚で、これから結婚して子どもを産み育てる人間が働ける場所ではないな、という感覚も、非常勤講師をしたり公募を出したりする中で得ました。

たとえば、

1.若いうちは任期制:食いっぱぐれるかもしれない、あるいは3年おきとかに引っ越しの可能性がある

2.若手はとっても下っ端:大学というところはブラックになりやすい職場、労基法も無効(大学教員には無効ってほんとに書いてある)

3.なぜか職務としてやっていること以外の業績で評価されるので、実質ダブルワーク状態:お給料が発生しているのは授業だと思うんだけど、論文数とか研究費獲得とかで評価される

4.産休・育休中の代理を探すのが困難そう:「(超狭い分野)学演習」とか「(超狭い分野)学概論」を教えられる人が、半径50kmに何人いるのだろうか、という地域に就職したら本当に産休・育休を取れるのかわからない、取れてもその後復帰していじめられないか心配

なんてことを考えました。

 

先達で、うまくやっとる女性研究者もいます。

1.親と同居してる

2.実家がお金持ち

3.旦那が高給取り(この場合、旦那さんが10歳以上年上だったりするイメージ)

4.子どもをあきらめる

でも、わたしにはどれもなかったんですよね。

 

持たざる者は働くしかないわけです。

もちろん、多少は選んだので、これからの労働はそれなりになんとかなるだろうと思います。

まあ、学位も取っちゃって、キャリア面ではこれからの人生は余生みたいなものなので、ダメだったら辞めればいいしね。(博士課程も相当辞めたかったけど、学位が欲しくてしょうがなかったので、かなり無理して在籍していた。それと比べれば、辞めれるしと思えるだけでストレス半分の半分くらい。)

 

考える、という楽しい営みから少しだけ遠ざかってしまったことが残念でなりません。

一方で、土日は休みで、大学よりもいいところもあります。いま、大学の先生方は、オープンキャンパスとか入試とかで、土日、相当出勤してますからね。

きっちり空いた土日で、研究会に行ったり論文を書いたりしたいな、と思っています。

そう、日曜研究者にジョブチェンジしたのです!

教えることが仕事じゃなくなったのは残念ですが、一方で、実を取った、という思いもあります。

わたしは、考えることをやめないぞ、という感じ。

効率よくお金をもうけて、空いた時間でいろいろします。

 

そのために、しばし、一般社会に潜伏します。

いつか戻ってこれるといいな、と思いながら、溺れないように気をつけて泳ごうと思います。

 

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労働法については、『泣きたくないなら労働法』(佐藤宏一)を読んで勉強しました。わかりやすくてよかったです。いまも念のため、自宅の本棚に入れてあります。

 

泣きたくないなら労働法 (光文社新書)
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